クール・ブラック・クーラントの使い方
 まず水温が燃費にどう関わるかを知っておきましょう。下は自動車ですがエンジン始動時から水温が暖まるまでの燃料噴射量の推移です。エンジンを始動して水温が低い状態では、水温90度時の約3倍程度の燃料を噴射しています。そこから水温が上昇するにつれ燃料の噴射量は減ってきますが、水温ランプの消える約60度前後でも、倍の燃料を噴射しています。つまり水温の上昇が早ければ、それだけ燃費が向上するということです。
水温が下がるのを待って、ラジエターキャップを開けます。水温が高いと吹き出し、焼けどの危険があるので注意して下さい。
冷却水をポンプなどを使って100cc以上抜いて下さい。抜いた冷却水はあとで補充に使います。
 これを解決するために考えられることは、冷却水の熱伝導率を向上させることです。エンジン熱に対するレスポンスを高くするわけです。これはオーバーヒート対策にもなり、よくチューンドカー用にオーバーヒート対策用のクーラント添加剤が発売されていますが、これは基本的に熱伝導率の高い溶剤でクーラントを薄めています。そのため夏場だけで、冬場には交換しろと言う注意書きがあります。
 このクール・ブラック・クーラントは、最も熱伝導率の良いと言われるカーボンナノチューブを、高性能なロングライフクーラントに分散しているため、不凍性能は一切低下しません。そのため冬場にも交換することなく、オールシーズン使えるのが大きな特徴となります。
 そのため、
夏場にはオーバーヒート対策、冬場には暖機運転時間の短縮という効果を得ることが可能になりました。
容器をよく振って下さい。カーボンナノチューブが高濃度のため、一部沈殿しています。
ラジエターの中に、クール・ブラック・クーラントを最後の1滴まで注入して下さい。
先ほど抜き取った冷却水を補充し、ラジエターキャップをしっかりと取り付けて終了です。